◎ヨガの八支則(アシュタンガ・ヨガ)
ヨガの八支則とは、ヨガの経典「ヨガ・スートラ」に書かれているヨガの具体的な実践方法です。
この八支則を順番に実践していくことでヨガの目指す目的に到達できるとされています。
T.ヤマ:「禁戒(きんかい)」(道徳規範)してはいけないこと
@ アヒムサー(非暴力) 他人にはもちろん、自分とも争わないこと。
A サティヤ(正直・誠実) 言行一致、うそはつかないこと。
B アステーヤ(不窃盗) 他人のもの、時間、喜びなどを奪ってはいけません。
C ブラフマチャリア(節制) 節度を越えた行動をしてはいけません。何事もほどほどに。
D アパリグラハ(非所有) 欲張り、買いだめ、モノに執着し持ちすぎることはいけません。
U.ニヤマ:「勧戒(かんかい)」(生活規範)常に心がけること
@ サウチャ(清浄) 肉体的にも精神的にも清潔でいることを心がける。
A サントーシャ(知足) 与えられた環境・現状をまず受け入れ感謝すること。足りるを知ること。
B タパス(精進・苦行) 日常において自らに課した「行」や仕事を積み重ねること。
C スワーディヤーヤ(読誦) 聖典や知識書などの理解と学習を怠らないこと。
D イーシュワラ・プラニダーナ(自在神祈念) 守護神なる存在を祈念すること。
V.アーサナ:「体位法(たいいほう)」 ポーズや姿勢のこと
アーサナは、瞑想のためのもの・リラックスのためのもの・身体を造るためのものであること。
W.プラーナ―ヤーマ:「調気法(ちょうきほう)」 呼吸法とも呼ばれます。呼吸を大切に
浅い呼吸、深い呼吸、「息」は「自」分の「心」と書く通り心と深く繋がりがあります。
X.プラティヤーハラ:「制感(せいかん)」 座法や呼吸法の後、意志的な「動作を納めて」、
瞑想の姿勢に入ります。冷静に自己をみつめる心理作業の準備を行います。
Y.ダーラナ:「凝念(ぎょうねん)」 心を1つのポイントか1つの像に集中して動かさないことをいいます。極限まで集中力を高めます。
Z.ディヤーナ:「静慮(じょうりょ)」対象となるもの無く途切れずに瞑想することを「ディアーナ」といいます。
[.サマーディ:「三昧(さんまい)」 ヨガにおける8つの法則(道)の最終目的とはサマディ(三昧)すなわち究極の至福です。
日本では、ヨガと聞くとポーズ(アーサナ)がまず思い浮かびますが、ポーズはヨガの3段階目の作法にす
ぎません。ヤマ、ニヤマを意識してアーサナを行い、プラナヤーマ(呼吸)を深め、次第に肉体的な行動か
ら精神的な自分に目を向けていき瞑想を得てサマディに至る。というのがヨガの全体像です。
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