あなたが何か悩みを抱えていても、すぐに「じゃあカウンセリングにいこう!」とはならないと思います。
それは何故か? あなたはまだカウンセリングのことをよく知らないからです。
ここでは「カウンセリングを受けたいと思ったらQ&A 上地安昭著」を参考文献にしてカウンセリングとは何かをお伝えしていきたいと思います。
●カウンセリングとは
カウンセリングは「心理相談」ともいいます。あなたのどのような悩みや問題についても、カウンセラーが
@真剣に耳を傾け、受容的、共感的態度であなたの悩みに向き合います。
Aどんな話や態度も、批判したり拒否したりすることはありません。
Bあなたの発言や表情、動作をとおしてあなたの気づいていない深層心理を理解したり気づけるように手助けしたりします。
C守秘義務により、他人に悩みや問題が漏れることはけしてありません。
こころの問題については、ひとりで解決することが困難であったり投薬治療だけでは限界があったりするため、世界保健機関(WHO)もうつ病など精神疾患の予防と治療に関し、「専門家のカウンセリングによるケアが効果的である」と明確に指摘しています。
●カウンセリングを受けたら必ずよくなるの?
非常に効果的であることは実証されていますが、残念ながら必ずしも良くなるとは限りません。それには、あなたの協力が必要不可欠だからです。
それは
@あなたにあったカウンセラーを選ぶこと。人には相性が必ずあります。
A「よくなりたい」という強い思いを持つこと。
カウンセラーは、基本的に助言はしますが、悩みの解決方法を直接指示したり教えたりすることはめったにありません。カウンセラーはあくまであなたを手助けする役で、実際に前に進むのはあなた自身であることを忘れないでください。
●カウンセリングを受けるとどう変わるのか
カウンセリングを受けることで期待できる効果は以下の6つです。
@固定観念から抜け出せる
Aものごとをポジティブに考えられるようになる
B自分への信頼感を持てたり、自己肯定感が高まったりする
C自分の価値観を大切にして行動できる
D苦しみや悩みに耐える力がつく
E冷静に現実を見つめ、ふさわしい行動がとれるようになる
この中には、「悩みを解決する」というものはありません。それはどういうことでしょうか?
残念ながらどのような方法を使っても人生における悩みをすべて失くすことはできません。
ただし、カウンセリングを受けることで悩みと上手に付き合いながら、悩みに耐えることのできる人間へと成長することは可能です。
つまり本来の悩みそのものは変わりませんが、あなたが悩んでいる自分を受け入れることで悩みが悩みでなくなるということです。悩む自分を否定するのではなく、悩みも含めてありのままの自分を受け入れることこそがカウンセリングの目指すところです。

●カウンセリングを受けるためには
まず、自分はカウンセリングを受けた方がいいのかどうかあなた自身が判断します。周りの人の勧めで受けるのももちろん良いですが、最終的な判断はあなた自身が下す方が望ましいです。
それは前述したとおり「よくなるためにはあなたの協力が必要不可欠」だからです。
なお、カウンセリングを受けることを必要以上に深刻にとらえる必要はありません。自分の問題がこれ以上深刻になるために専門家に参考意見を聞きにいく、くらいの軽い感覚でいいのです。もちろんカウンセリングが合わなかったり不必要だと感じたりしたときにはいつでも中断しても構いません。
だから、カウンセリングが必要だと少しでも感じた時には勇気をもって決断されることをお勧めいたします。
カウンセリングを受ける前には、「自身が抱えている問題は何か」「カウンセリングにどんな効果を期待しているのか」をある程度ご自分で整理されて、「なぜ自分はカウンセリングを受けたいのか」と目的をはっきりさせることを推奨します。それがよくなるために必要なあなたの強い思いとなります。
メンタルケアサロン心の翼京都店では、24時間受付可能なインターネット予約による来店カウンセリングに加え、24時間対応可能なwebカウンセリングなどさまざまな手法でカウンセリングを実施しています。こころの問題を抱えているときは、ぜひ勇気を出して決断されてみてください。
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あなたの心のお悩み心の翼京都店のカウンセラー心家 洋助(Kokoroya Yosuke)にお聴かせ下さい
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心家 洋助(Kokoroya Yosuke)